デザイナーとしてデザイン業を営む以上、当然デザインをするためのソフトが必要になるわけで、
今までは「Adobe Creative Cloud コンプリートプラン」を契約していました。
これによりIllustrator、Photoshop、Dreamweaver、AfterEffect&PremiereProなどたくさんのソフトを使い
デザインワークを堪能(?)していたのですが、これがまた金額が高い。。。
月額で税込9,000円弱の費用がかかっていたところに少し悩んでいましたら、
あるときWEB仲間と使っているコーディングソフトについて話し合った時に、
「え?DreamWeaverみたいな重たいソフト使っているんですか??」
と驚かれました(もちろん個人の所感です)。
Dreamweaverの重さは確かに悩みのタネになっていたので、そーなんですよ、アレ、重いですよね~などと話していると、
その方やその周りの方々が使っていたソフト「Visual Studio Code」(Microsoft製)を紹介してくれました。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
紹介してくれたので、無料だし、インストールして使ってみたら、か、軽い。。。
とてもサクサクで作業効率がかなり良くなったのです。
そこでふと思ったのが、今まで何となく「デザインソフト=Adobeソフト」みたいなイメージがあったのですが
Visual Studio Codeのように、使いやすさ同等レベルで何より安いソフト、あるんじゃないか?と思い色々調べてみたら、あるんですね。色々ありました。
今回、同じような 「デザインソフト=Adobeソフト」 というイメージがあるものの金額の高さがちょっと辛いという方に少しでも参考になるように、それぞれ代替できそうなツールを紹介させていただきます。
Illustratorの代替ソフト
早速ですが、Illustratorの代替を完璧に勤め上げることができるソフトは見つかりませんでした(笑)。
強いて言うならAffinity Designerが一番近い位置にいるかもしれませんが、グラフィックデザインを制作し「入稿」をする必要がある以上、その「入稿形式」が必要になってくるわけで、
ほとんどの印刷会社さんが「Adobe Illustratorで制作したaiデータまたはpdfデータ」に対応しているのです。
そのため、グラフィックデザインを制作し印刷業者に発注することもある自分にとっては、
いまのところグラフィックデザインソフトはAdobe Illustrator一択なのです。
Photoshopの代替ソフト
これはけっこうありました!
とにかく重くてメモリを食いまくるPhotoshopは、会社で使っているスペック低めのPCではほとんど使えず、
重さの原因になっている豊富な機能も個人的には恐らくほとんど使いこなせていないため、
自分にとってはもはやPhotoshopである必要はあまりありませんでした。
そんな中、スペック低めのPCでも活躍したものが「ブラウザ上で動くPhotoshop類似ソフト」です。
ブラウザ上で軽くサクサク編集できるこれらのソフトを、使うシーンによって使い分ければもうほとんどPhotoshopは要らなくなりましたが、
上記のソフトはRGB→CMYKというカラーモードの変換ができません。
また、PCにインストールしたフォントも使えないなど少し高度な編集になると物足りないと思う時もあります。
そういった痒いところに微妙に手が届かない感を解消してくれたのが
です。
Photoshopよりも軽いのに負けず劣らずの豊富な機能、そして何より嬉しい「7,000円買い切り」という価格設定!
自分は無料試用版を一定期間堪能した後、買おうと思ったタイミングがSALE期間とたまたま重なったので、
SALE価格でお得に購入することができました!
ちなみに、Photoshopを使っていた時代にバッチ処理にはお世話になっていましたが、これに関してはPythonで実行したほうが完全に早いし軽いため、ここでもPhotoshopの活躍の場は無し。
これで、Photoshopは完全に必要なくなりました。
Dreamweaverの代替ソフト
ここはも先述の通り 「Visual Studio Code」(以下、VS Code) で完全に代替できました。
軽いし途中で止まったり急に落ちたり、なぜか急にコピペできなくなるなど謎の現象ももう起こりません。
Dreamweaverもきっと機能豊富だったんだと思うのですが、たぶんそのほとんどを使えていなかったのでしょう。。。
いずれにしてもVS Codeを導入してからはもう完全に Dreamweaver に戻る必要がなくなりました。
AfterEffects/PremiereProの代替ソフト
これは編集する動画のレベルによっても違ってくるんだと思うのですが、
自分の場合はゴリゴリの凝り凝りのアニメーションを制作することはなく、あくまで撮影した動画や静止画をある程度うまく繋いで字幕入れるぐらいの編集なので、AfterEffectsほどのソフトでなくても十分でした。
代替に使ってみたのは以下のソフトです。
動画の編集自体そんなに機会がないので、これらのソフトで問題なくやりくりできています。
これで、AfterEffectsならびにPremiereProも必要がなくなりました。
コンプリートプランは必要なし→Illustrator単体プランで十分!
結局自分にとって本当に必要なのは「Adobe Illustrator」だけで、それ以外はAdobe製品じゃなくても十分だということがわかりました。
そしてコンプリートプランからIllustrator単体プランに変更したことにより、月額費用を約7,000円もカットすることに成功!イチ個人事業者としては、本当に嬉しいコストダウンです。
昨今の世の中にはいろいろなツールが出回っており、それぞれの環境によりきっとベストなものは異なります。
使っているツールの金額がちょっと高くて悩んでいる方は、ぜひ再考のきっかけになさってください。